OLヨムコが新聞よむわよ

20代独身OLが新聞を読み比べます。

    こんにちは、新聞ヨムコです。趣味は新聞です。
    当ブログでは新聞の報道姿勢比較、事件を深く掘り下げ、はたまたくすっと笑えるような記事を紹介します。おもしろい記事はリツイートやシェアしてね!

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    Flag of Japan 日の丸 / urawa


     私は右翼でも左翼でもどちらでもないと思っていまます。ヨムコです。嘘です。少し右よりなのかなって思うことはあります。
     
     産経新聞が産経らしい(すごく右よりな)紙面を刷ると「うひゃ」ってなっちゃうの。なんか・・・ウキウキする感じ。
     でもでも朝日新聞も朝日っぽい(すごく左よりな)紙面だと「ウヒィ」と興奮しちゃう。ハラハラする感じ。

     変態かしら。

    そんなことはさておき、表題の一般参賀についてです。
    毎年やっている恒例行事だし、各紙の扱いにそこまで変化はないと思われますが、
    産経はドドーンと大きく扱うのか、朝日はショボンと記事を載せるのか、やっぱり気になってしまいます。

    それではどうぞ!


    【朝日新聞】
    「少しでもよい年に」 一般参賀に8万1030人 (1/3 30面 2段
    写真:天皇、皇后陛下のツーショット(モノクロ)

    【読売新聞】
    「国と世界の人々に安寧を」 新年一般参賀に8万1030人 (1/3 28面 2段
    写真:天皇、皇后陛下のツーショット(モノクロ)

    【毎日新聞】
    一般参賀に8万人 (1/3 26面 1段
    写真:天皇、皇后陛下のツーショット(モノクロ)

    【産経新聞】
    天皇陛下「安寧と幸せを祈ります」 新年一般参賀 佳子さま初のご参加 (1/3 26面 2段
    写真:訪れた人たちに手を振ってお応えになる天皇、皇后芸かと皇族方(カラー)



    段って何? 段数の説明
    並べると毎日以外が2段ということでほぼ扱いは同等。

    しかし、産経新聞のみ見出しで「佳子さま初のご参加」に触れる手厚くしている感が少しあり。写真も唯一のカラー。更にに写真構図も訪れた大勢人が日の丸の旗を振っている様子も映っており皇族の方の「偉大さ」がヒシヒシと伝わってくる。一方で、メインとなる天皇、皇后両陛下の表情がこの写真だとまったくわからない。

    一方で毎日新聞の見出しは1段の上、短い。4紙の中ではもっとも扱いが小さい。といっても各社も2段程度の扱いであることから特に何か意図があったとは考えにくいわね

    私としては予想どおりでした。みなさんはどう思ったでしょうか。



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    道頓堀 / Richard, enjoy my life!


    今年に入って3日もたちました。実家を出て関西へ戻ってきました。ヨムコです。
    頑張って昨年25日まで投函した80枚の年賀状。元日までに私の家に届いたのは5枚。うち3枚は家族から。
    この0.0625という回収率。ピッチャーですらもっと打率は高いわ。
    来年からこの習わしごとをやめようかしら・・・・

    さて3日の各紙紙面を比較するわよ。


    元旦午前0時すぎに旅行中の韓国人高校生が道頓堀川して死亡した事案

    【共同通信】道頓堀、遺体は韓国の高3男子 ミナミの橋から飛び込み

     大阪府警は2日、大阪市中央区の繁華街ミナミの橋から1日に道頓堀川に飛び込み死亡した男性を、韓国人旅行客で高校3年のコン・ミンウクさん(18)と確認した。
     南署によると、新年を祝うために飛び込んだとみられる。上半身裸でズボンだけをはいた状態だった。父親が来日して遺体を確認した。
    http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010201000967.html

    亡くなったコンさんのご冥福をお祈りします。

    さて、「道頓堀に飛び込めば死にこともありますよ」っていうのは歴史を知ればわかることです。過去に死亡例があるのですから。
    つまり「正月に餅をのどにつまらせて亡くなった人」と “ある意味” 同じレベル
    ただこの件は餅ほど死亡例があるわけでもなく、「韓国人」というキーワードが入っています。しかし、上の記事にはのっていませんが、カウントダウンに合わせて60人ほどがダイブしたとのこと。特別この高校生だけがダイブをしていたわけではなさそう

    各紙がこのニュースをどう見るのか、記事の扱いを見てみましょう

    「扱い」とは「見出しの大きさ」を表しています。「1段」と記載されている場合は見出し(記事のタイトル)が新聞紙面の1段分でまとめられている場合。つまり扱いが小さい。2段、3段と段数が大きくなればなるほど記事の扱いが大きくなっていきます。新聞社としてニュース価値が高いと判断していることを表します。



    【朝日新聞】
    道頓堀飛び込み 韓国の18歳死亡 (1/3 31面 扱い:1段) 

    【毎日新聞】
    道頓堀飛び込み 韓国の高3死亡 年越し63人ダイブ(1/3 27面 扱い:1段

    【読売新聞】
    道頓堀飛び込み 18歳死亡 大阪 旅行中の韓国人高校生(1/3 28面 扱い:3段

    【産経新聞】
    道頓堀に飛び込み死亡 新年祝い? 韓国の高3男子(1/3 27面 扱い:3段写真付き



    段って何? 段数の説明
    見出しの書きぶりは各社ほぼ一緒。道頓堀、韓国、高校生といったキーワードちりばめています。
    扱いを比べると産経が写真付きで一番大きいわね。その次に写真はないけど段数は一緒の読売朝日毎日小さくあっさりと。

    読産、朝毎と別れた理由はなんでしょうか。「韓国人」というキーワードにどう反応するかは、一つの判断要因だったと思います。もし亡くなったのが日本人であれば、もしかしたら扱いは各社一緒になっていたかもしれませんね。

    一方で他のキーワードに反応した可能性があるわね。「餅をのどにつまらせて死亡」するよりも道頓堀で死亡する方が話題性があるのは事実です。新聞紙面を読み応えあるものにするため、「事故があったことを知らせる」というよりも「話題ものを提供する」という意味合いで扱いを大きくしたのかも

    みなさんはどう思いますか?私は。。。韓国人かどうかっていうのはどうでもいいかな。話題性も、ヤンヤ騒ぐことでもないかな。っというスタンス。

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    A handful of crowns / Jens Rost



     インターネット上の仮想通貨「ビットコイン(BTC)」の取引サイトを運営していた「マウントゴックス社」(破産手続き中)のシステムから約65万BTC(約247億円=31日現在)が消失した事件で、警視庁の解析の結果、同社が説明してきた外部からのサイバー攻撃による消失は全体の約1%の約7000BTCで、残りの約64万3000BTCはシステムの不正操作によって消失した疑いが強いことが捜査関係者への取材でわかった。

     同社のシステムに精通する人物が、顧客のBTCを無断流用していた可能性があり、同庁で捜査している。

     捜査関係者によると、接続記録などの解析から、約7000BTCについては、送金操作が失敗したと誤信させて再送金させる手口のサイバー攻撃の痕跡が確認されたが、残りの約99%にあたる約64万3000BTCにはサイバー攻撃の痕跡はなかった。
    読売新聞(1/1 1面) http://www.yomiuri.co.jp/it/20141231-OYT1T50135.html

    読売新聞は1/1に特ダネを書いてきましたね。
    ビットコイン。なんだかひさしぶりに聞いた言葉だったわ。

    マウントゴックス社のビットコインがなくなっちゃったよー!っていい奴そうな白人のお兄さんが日本語で記者会見していたのを昨日のように思い出すわ!

    「精通する人物の可能性あり」とのことで、もし容疑者が特定されたら被害があった人もお金を取り戻せやすくなるのではないでしょうか。

    ちなみにマウントゴックス社のマルク・カルプレス社長と読売新聞のやりとりの抜粋↓

    -サイバー攻撃での消失は全体の約1%なのでは
     そんなことはない。もう少し調査して、証拠があれば警察に送ろうと思う。
    -誰かが顧客のBTCを使って取引を行い、消失させたのでは
     システムに直接アクセスできる人で、悪意があれば誰でもできる。ただ、外部のハッカーでも、社内コンピューターに侵入すれば同じことができる。
    -BTCの管理体制は
     当初は私1人でやっていたが、他のスタッフから「1人では無理」と言われ、会計が2人、技術者8人くらいで管理していた。
    -管理体制が甘かったのでは
     不正を防ぐルールはあったが、社内のチェック体制は少し足りないところがあった。

    読売新聞(1/1 39面)




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