OLヨムコが新聞よむわよ

20代独身OLが新聞を読み比べます。

    こんにちは、新聞ヨムコです。趣味は新聞です。
    当ブログでは新聞の報道姿勢比較、事件を深く掘り下げ、はたまたくすっと笑えるような記事を紹介します。おもしろい記事はリツイートやシェアしてね!

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    カテゴリ: イスラム国

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    ISIL Flag / theglobalpanorama


    各新聞社の社説の要点をざっとまとめました。

    かなりざっくりくいうと

    産経「日本人冷静だった」 

    読売「自己責任だけではすまない」

    朝日・毎日・日経「政府の検証必要」


    これから色々追加していきます。

    毎日新聞 社説
    ◆時代錯誤の狂言集団
    ・・・そもそもISはそんなヨルダンの事情を承知で交換解放という「くせ球」を投げた可能性もある。親日・親米のヨルダンはISと戦う有志国連合の一員である。ヨルダンを揺さぶって有志国連合にくさびを打ち込み、あわよくばヨルダンを脱退させることもISは狙っていたようだ。
    ・・・ネットを通じて巧妙な広報活動を展開し、欧米主導の歴史と国際秩序に挑戦するようなイメージを強調して、世界各地の若者らを吸い寄せようとする。だが、実態を見れば、異教徒を容赦なく殺害し、女性は性奴隷として売り飛ばし、見境なく人質を取って身代金を奪う狂信的な集団に他ならない。世界16億人のイスラム社会の中で、悪性細胞のような存在だろう
    ◆政府対応の検証が必要
    ・・・この事件には不明な点が多い。政府は情報公開に努め、国会は政府対応も含めて事件の徹底した検証をすべきである。後藤さんの家族には昨年から身代金要求があり、これを政府も承知していた。にもかかわらず安倍首相が中東を歴訪し、ISと戦う国々に経済支援を表明した狙いは何だったのか。政府はヨルダンに頼るほか、救出へどんな方策を試みたのかなど、再発防止に向けた議論を尽くさなければならない。

    朝日新聞 社説
    ◆責任追及と処罰を
    ・・・国連の調査委員会が昨年まとめた報告書は、「イスラム国」による思想統制や女性への組織的な性暴力などの残酷な統治の実態を指摘し、戦争犯罪や人道に対する罪で司令官らを国際刑事裁判所(ICC)で訴追するよう促している。
     たやすいことではないだろう。それでも2人の日本人のほか、人質となった米国人、英国人が殺害された事件も含め、訴追と処罰を求める国際社会の圧力を高めていくべきだ。
    ◆政府の対応、検証を
     安倍首相らの国会などでの説明によると、湯川さんの拘束事件を受けて昨年8月に首相官邸に情報連絡室などを設置。11月には後藤さんの行方不明を把握し、政府が対応する事案に加えたという。
    ・・・今回の日本政府の対応について、菅官房長官はきのうの会見で「(「イスラム国」とは)接触しなかった」と述べた。それはなぜなのか。昨年、新設された政府の国家安全保障局は、どのように機能したか。
     同じ被害を繰り返さないためにも、政府は事実を最大限公表し、検証する責任がある。
    ◆互いを知り合う必要
    ・・・周辺の国々にはシリア、イラクから逃げる人たちがあふれ、欧州各国も含め、難民受け入れの負担が増している。今こそ日本政府が難民に門戸を広く開くときではないか。
     ほとんどのイスラム教徒は穏健で命を大切にする人たちだ。互いをもっと知り合う。そして必要な助けの手をさしのべる。
     悲劇を乗り越え、その原則を貫きたい。

    産経新聞 主張
    ◆覚悟を持つ社会の醸成を
    ・・・後藤さんと湯川さんが拘束された映像が流れたのは1月20日だった。ナイフを手にした男は身代金として2億ドル(約236億円)を日本政府に要求した。安倍首相が中東歴訪中に表明した、避難民に対する人道支援の額と同額である。
     金額の多寡に関係なく、これを受け入れるわけにはいかなかった。テロに屈すれば新たなテロを誘発する。身代金は次なるテロの資金となり、日本が脅迫に応じる国であると周知されれば日本人は必ずまた誘拐の標的になる。
     音声は日本政府を批判し、日本国民には政府に圧力をかけるよう要求した。これに呼応する形で国内の野党や一部メディアから同様の批判の声が相次いだが、日本の国民は冷静だった。
    ◆日本として責任果たせ
    ・・・安倍首相は改めて「日本がテロに屈することは決してない」と述べ、中東への人道支援をさらに拡充することを表明した。今後もイスラム諸国を含むテロと戦う国際社会と連携し、日本としての責任を果たさなくてはならない。

    読売新聞 社説
    ◆国際社会の結束不可欠
    ・・・そもそも国際ルールを無視し、虐殺、略奪、誘拐、占拠など、凶悪で非道な犯罪行為を重ねてきたのは、イスラム国である。
     イスラム国を封じ込めるには、国際社会の結束が欠かせない。米国主導の有志連合には約60か国が参加している。国連安全保障理事会も邦人人質事件に関し、イスラム国への非難声明を発表した。
    ◆自己責任にとどまらず
    ・・・ジャーナリストの後藤さんは昨年10月、退避勧告が出ていたシリアにあえて入国した後、 「何か起こっても責任は私自身にある」とのメッセージを残していた。
     「自己責任」に言及したものだが、結果的に、日本政府だけでなく、ヨルダン政府など多くの関係者を巻き込み、本人一人の責任では済まない事態を招いたのは否定できない。
     同様の事態を避けるため、今後、危険地域への渡航には従来以上に慎重な判断が求められる。
     今回の事件により、日本人が海外で誘拐の標的となる危険が一層高まったことにも留意したい。
    ◆邦人救出の議論も要る
     首相は、海外での邦人救出に自衛隊を活用するための法整備を検討する方針である。領域国による自衛隊受け入れの同意など、様々なハードルもあろう。政府・与党で議論を深めることが大切だ。

    日経新聞 社説
    ◆後藤さんの志を踏みにじる卑劣な犯行 
    ・・・後藤さんは弱者の目線に立ち、紛争地で苦しむ女性や子供の姿を世界に伝えてきた。ヨルダンを巻き込み、後藤さんの命を取引に使ったイスラム国は卑怯(ひきょう)としか言いようがない
    ・・・政府は後藤さんらの拘束情報を受けて昨年、非公表で対策本部を設置したという。事件は首相の中東訪問のタイミングが狙われた。どこまで状況を把握していたのか。解放に向けた交渉のルートは確保できていたのか。虚を突かれる前に点検すべきことがあったように思える。
     日本人がテロに遭う事態は今後も起こりうる。未然に防ぐ情報の収集と、国民が危険を回避するための適切な開示が欠かせない。 
    次に社説ではなくて新聞記者個人の意見です。

    毎日新聞 外信部長 海保真人
    ◆変わるテロどう対峙
    ・・・ISは対米憎悪を根に持つ狂信的暴力集団だ。それに世界の過激な若者が引き付けられている異常な状態を憂慮せねばならない。米国主導だった国際秩序を今後いかに維持するかは、世界の課題でもある。
     パリの街中でもテロは起きた。ISに感化された組織はアジアにも広がっている。世界を不穏な空気が覆う。変わるテロと過激主義。日本と世界が対峙する相手に、過去の経験則は通用しない。そこに今回の事件の真の恐ろしさがある。
    産経新聞 論絶副委員長 村上大介
    ◆過激思想の拡散 付きつけた脅威
    後藤健二さんらの解放を願う世界の多くのイスラム教徒が連帯の声を上げた。イスラム国にとって誤算だっただろう。この残虐非道な事件でただひとつ救いの点があったとすればこの点だ。

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    Islam Means Peace / Olivia Ortiz Asenita Fernandez


    【読売新聞】政府「イスラム国」と呼ばず 国家ではない「ISIL」で統一

     イスラム過激派組織「イスラム国」について、政府とメディアの呼び方は異なっている。日本政府は米国政府と同様に、英語の「イラク・レバントのイスラム国」の略称である「ISIL(アイシル)」と呼んでいる。日本のメディアは、過激派組織が「国家」でないことを強調するため、カギ括弧つきで「イスラム国」を使うケースが多い。
     安倍首相は1月30日の衆院予算委員会で、政府がイスラム国の呼称を使わない理由について「まるで国として国際社会から認められ、イスラムの代表であるかのような印象を与える。イスラムの代表であるかのような印象を与える。イスラムの人にとって、きわめて不快な話になっている」と述べた。自民党も同26日の役員会で「ISIL」の表記を使用すると決めた。
    イスラム国っていう言葉はあたかもイスラムの代表みたいで、無関係なイスラム人にとっては不快でしかないから、政府ではISILと呼びますよっていう話し。

    なるほどねー。たしかに、国でもなんでもない組織に国をつけるのも何か変よね。

    ちなみに読売新聞によると「イスラム国」自体の名称変更経緯は以下

    【2006年10月】
    「イラクのイスラム国」ISI(Islamic State of Iraq)
    *国際テロ組織アル・カイーダ系の連合体として発足

    【2013年4月】
    「イラク・シリアのイスラム国」ISIS(Islamic State of Iraq and Syria)
    または、「イラク・レバントのイスラム国」ISIL(Islamic State of Iraq and Levant)
    *別のアル・カイーダ系テロ組織との統合を宣言

    【2014年6月】
    「イスラム国」IS(Islamic State)
    *「カリフ」を頂点とする「国家」の樹立を宣言


    そう考えると政府から使っている「ISIL」もなんかちがくね?

    そして新聞各社が何とイスラム国を呼んでいるか比較します



    【読売新聞】
    記事の初出:イスラム過激派組織「イスラム国」
    2回目以降:イスラム国


    【朝日新聞】
    記事の初出:過激派組織「イスラム国」
    2回目以降:「イスラム国」

    【毎日新聞】
    記事の初出:イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)
    2回目以降:IS
    【産経新聞】
    記事の初出:イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」
    2回目以降:イスラム国

    【日経新聞】
    記事の初出:中東の過激派「イスラム国」を名乗る組織
    2回目以降:イスラム国

    っとこうみるとですね、記事の初出で一番国っぽくなく表現しているのは、日経新聞の「中東の過激派『イスラム国』を名乗る組織」。
    で、なんとなく一番丁寧に伝えているのが産経新聞の「イスラム教スンニ派過激組織『イスラム国』」

    2回目以降だと朝日、毎日以外はイスラム国
    朝日は出てくる度「」をつけて「イスラム国」
    毎日はかっこよく“IS”と横文字


    各社が微妙に判断が分かれています。


    まず例え2回目以降の登場でもイスラム国と表記するのは誤解を生むし、イスラムの方に失礼だと感じます。
    20代の私からすれば毎日の「IS」が一番わかりやすい気がするけど、新聞を読む大半はご高齢者と考えるとこの表記はちょっと不親切かな。横文字の新聞ではないですし。
    とすると朝日の「」つき表記がベスト?うーん何かやたら強調されているみたいで何か違和感がある。

    そして初出はできるだけ丁寧にすべき、とは思います。が、やっぱり長いとウザイわね。産経、日経の表記は個人的には長すぎと感じる。毎日のように二つに分けて考えればいいけど・・・

    っと考えるとですね「合法ハーブ」→「危険ドラッグ」的な統一呼称を検討するべきではないでしょうか・・・
    危険ドラッグと違ってイスラム国は固有名詞ってのがなんですけどね

    そこで・・・


    勝手に考えた!イスラム国の新呼称!!!
    めちゃくちゃ不真面目に考えました。

    1「なんちゃってイスラムテロ組織」 
    略称:「なんちゃって組織」

    なんちゃってね

    2「身代金要求会社『イスラム国』」 
    略称:「イ社」

    まーそうやって金儲けして組織拡大していってるわけだし・・・

    3「バグダディとなかまたち」 
    略称:「なかまたち」

    山本か!

    「イスラム・テロリスツ」 
    略称:「イ軍」

    メジャー球団っぽく。

    「伊藤駿河(本名イ・スルム)さん」 
    略称:伊藤さん

    それ以上触れてはいけないタブー

    もういいや、疲れた。めんどくさい。何かおもしろい案あったら教えてね

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    Zero fighter from Planes of Fame / tataquax


    産経新聞のコラムが朝日新聞のコラム「素粒子」を批判しました。
    問題としているのは1月13日付のもので、以下の通り
    「素粒子」―1月13日
    日中韓にそんな日が来るだろうか。独仏首脳が、イスラエルとパレスチナの指導者が隊列を組む姿に目を見張る。

     欧州の自由と連帯のプラカードの裏側は寛容と多様性のはず。嫌悪や排斥が忍び込む風潮は日本のいまとも似て。

     少女に爆発物を巻き付けて自爆を強いる過激派の卑劣。70年前、特攻という人間爆弾に称賛を送った国があった。
    http://www.asahi.com/articles/ASH1B3CTQH1BUSPT006.html
    相変わらず朝日っぽいコラムね。 頭よさげに書いているのが鼻につくわ! 私が馬鹿なだけだって?うるさいわね!
    これについて産経新聞は1月19日のコラム「戦後70年」で以下のように批判しています
     今月13日付朝日新聞の夕刊コラム「素粒子」に「少女に爆発物を巻き付けて自爆を強いる過激派の卑劣。70年前、特攻という人間爆弾に称賛を送った国があった」という記述があった。
     わずか4行だが、この記事を読んで言葉を失った。というより強い怒りがこみ上げてきた。特攻隊とテロを同一視しているからだ。
     広辞苑によると、テロはテロリズムの略で、(1)政治目的のために、暴力あるいはその脅威に訴える傾向。また、その行為。暴力主義(2)恐怖政治-とある。
    え。。。。テロと「同一視」!?

    そもそも朝日と素粒子にはテロという文言すら出ていないのに


    たった4行の文で同一視してるなんて断定できるの!?
    日本語って難しいわ・・・・

    (産経コラム続き)
    無差別攻撃行わず


     特攻隊は敗戦が濃厚になり、抜き差しならない環境の中で採用された究極の戦術だった。標的は軍事施設だけであり、決して無辜(むこ)の民は標的にしなかった。無差別攻撃を行うテロとは根本的に違うのである
     戦争という非常事態の中で、国をどう守るのか。指揮官も出撃した特攻隊員も、思いは複雑だった。
    つまり「相手は一般人ではなかったし、戦争という非常状態だったから特攻には仕方ない部分があったでしょう。正直複雑な気持ちだったけど」って感じかしら。

    しかし「戦争という非常状態」だったからっていうのは無責任な言い訳だわ

    だって 戦争という非常状態っていうのは今のイスラム国も一緒。
    日本は「人道的支援をしているだけ」でこの戦争には関係ないって主張してるけど、イスラム国にとってはそんなことは関係なくて、日本がなんというと日本は敵国なんでしょう。こちらが理解できないくても、非常状態だから一般常識をそこに用いても仕方が無い。

    その「非常状態」を理由の一つに「テロとは根本が違う」と主張するのはおかしい。

    ただ、無差別か、そうでないか、とい意味ではテロと特攻はたしかに違うのかも

    でもね、朝日で書いていた「少女に爆発物を巻き付けて自爆を強いる過激派の卑劣」、
    これってそもそも本当にテロ行為なの? 無差別攻撃なの


    もし朝日が「911」と特攻を比べていたら産経の主張はわからんでもない。でもこれって爆弾少女の話だよ。

    私はデータも持ってないし正確なことは分からない、しかしニュースなどで見る限り主に米軍関連施設などを狙っていた印象がある。
    産経は爆弾少女がつ無差別に攻撃していると主張するなら、それなりのデータを記事で示してほしい。
    (産経コラム続き)
    日本人の誇り奪う


     特攻は、宗教思想を曲解した行動とは根本的に違うのである。朝日新聞は昭和19年10月29日付1面で、「身をもって神風となり、皇国悠久の大義に生きる神風特別攻撃隊五神鷲の壮挙は、戦局の帰趨(きすう)分かれんとする決戦段階に処して身を捨てて国を救わんとする皇軍の精粋である」と報じ、一億総特攻を扇動するような記事さえ掲載している。にもかかわらず、その責任には触れず、特攻隊の英霊を冒涜(ぼうとく)、日本の伝統的価値観の象徴でもある特攻隊の誠を踏みにじり、日本人から「日本人の誇り」を奪うような論調は決して容認してはならない。(編集委員 宮本雅史)
    朝日の戦時中の報道はたしかによくない。でもそれって朝日に限ったことじゃなかったはず。
    さらに産経記事で「その(記事を書いた)責任には触れず」とありますが、朝日はあの短いコラムの中でそこまで触れるべきだったの?

    っというかたかがあんな短いコラムのことで戦争中に朝日が書いた記事を持ちだしてくるのはどうかしている。
    それこそ非常状態だったんからああいう記事が出ても仕方ない部分あるんじゃないの?


    そもそもマスコミ全体で、太平洋戦争時の報道姿勢に反省していると思うし、かなり今更感がある産経はまるでいつまでも謝罪と賠償を求める韓国のようだわ。
    っというか、政府を監視する今の朝日の報道姿勢の原点がそこにあるのでは。

    ちょっとこの産経のコラムは読むに堪えない。話が飛躍しすぎだ。朝日イジメにしかみえない。

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    ISIL Flag / theglobalpanorama


    日本人2人がイスラム国に人質にとられました。
    イスラム国は日本政府に2億ドルを身代金として要求しました。

    日本の各紙は当然ごとく今朝(21日)の新聞で大きく取り上げました。
    そして社説にて各紙の見解をまとめていました。

    しかし・・・・

    どこの社も何も主張していないに等しく、クソみたいな社説でした
    ダラダラと当たり前のことだけを書いて「つまり何なの?」という後味

    まずはじめにこの問題。一般人の私が気になるのは日本政府はどういう対応をとるべきなのか、
    というか身代金 は払うべきなのか。そういうことでした。


    身代金なしで解放してくれるのであれば、それが一番いいです。その方法を最後まで模索するべきなのかもしれません
    しかし過去のアメリカ人の人質の事例からいってそれは現実的ではない
    つまり最悪のケースになったときどう対応するべきか。
    人命を優先するのか、今後のことを優先するのか


    しかしそれに関して、はっきりと述べた社はありませんでした。

    とりあえず気になった部分は引用します。
    産経新聞 「テロに屈してはならない」
     2004年にイラクのテロ組織が日本人を人質にとった際には、当時の小泉純一郎首相が直ちに「テロには屈しない」との大原則を示した。
     事件は最悪の結末を招いたが、それでも大原則を曲げるわけにはいかない。無法な要求を受け入れれば、日本が脅迫に屈する国であると周知され、同様の犯罪を招くことにもつながる
    朝日新聞 「『日本は敵』発信し挑発 国際報道部長石合力」
     相手側との交渉や身代金支払いに安易に応じれば国際社会の「対テロ」の歩調を乱しかねない。極めて難しい状況だが、過激派に対話のパイプを持つ宗教指導者や地元有力者らを通じて、救出の道筋を探るべきだ。
    読売新聞 「人質の殺害脅迫は許されない」
     不当な要求に応じれば、日本がテロに弱いとみなされる恐れがある。テロ組織を勢いづかせ、同様の事件を引き起こしかねない
    毎日新聞 「早期解放に全力挙げよ」 *事実をたんたんと書くのみで内容なし!
    要求に応じるべきなのか否かといったことに触れなかった毎日のゴミ社説は置いといて。産経、朝日、毎日は「金払ったらあいつらをつげあげさせるだけだから、基本的には払わない方向で」っという内容

    だったら何故そう書かない
    「あいつらに金は一銭も払うんじゃねーぞ」 

    因みに各社とも、そもそもイスラム国が人質をとった理由にあげている安倍首相によるイスラム国対策としての2億ドル支援表明は、避難民向けの食糧や衣料など自動的援助だと主張しています。つまり今回のイスラム国側からの要求は筋違いであると声をそろえています。そりゃそうでしょうね。

    だったら払うべき金じゃないでしょ。「要求に応じるべきではない」。そう書いてよ。

    遠回しに「大原則を守る」「国際社会の「対テロ」の歩調を乱しかねない」「応じれば、同様の事件を引き起こしかねない」そんなこといったって、「つまり何なの?」まで踏み込めていない

    毎日のゴミ社説にいたっては事実をたんたんと書くのみ。そんなの社説ではないし、新聞が売れない理由もよくわかる。
    新聞なんてニュースを報じるという意味では、ネット、テレビ、ラジオが報じた後、一番最後にしているわけで、ただニュース読みたくて新聞を買う人ってかなり少なくなってきいると思う。
    ネット世代が好きな共感、炎上、そういうものが今の新聞にはない。

     

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     イスラエルの新聞「ハアレツ」は1日、ISISのメンバーがツイッターを通じて自分の所在地を発信していたと報じました。

     ハアレツによると、オーストラリア人のマーク・タイラー氏はISISのメンバーとして中東で活動中にツイッターを使用。その際自分の現在地をメッセージと一緒に全世界に公開する“ジオタグ”機能をオフにしていなかったという。

     また、カナダのリーサーチグループ「iBrabo」はタイラー氏から発信された情報を分析。タイラー氏の家などを特定し、公表した。

    http://www.haaretz.com/news/middle-east/1.634861


    「バカッター」。流行語大賞になってもいいと思っているわ。
    日本では飲食店やコンビニのアルバイト店員などが反社会的行動をツイートし社会問題となりましたね
    誰もがマスメディアとなれる時代になったからこそ起きた騒動だったと思っているわ。

    それにしてもバッカターって海外でも問題になっているのね
    さすがワールドクラスだと、「閉店する」とか「謝罪会見する」とかそういうレベルではないわね。

    しかしこの「ジオタグ」という機能、日本でも知らない人が多いのでは?
    ツイッター好きの政治家、著名人のツイートを調査すれば、何かおもしろいことがわかったりするのでは?
    広島のSMバーに行ったとか・・・。

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