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14日に新年度予算案が閣議決定されました。
そんな中で沖縄振興予算が162億円減の3340億円となりました。
朝日新聞(1月15日)によると、過去5年間で
なっていたそうで、減額自体は過去5年ぶりとのこと。沖縄予算は普天間移設問題が過熱するのに伴って増大。10年度の2298億円から、14年度には3501億円と1.5倍に。
一方で辺野古移設に向けた経費は倍増したそうですが、そのことについて報じる社と報じない社に分かれました。
その前にまず、減額問題についてね。
各社は減額となった理由を以下のように書いていたわ。
【産経新聞】
米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する翁長雄志知事を牽制する狙いがある。
【読売新聞】
普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に翁長氏が反対していることが影響したとの見方が出ている。菅官房長官は14日の記者会見で、こうした見方を否定した上で、減額の理由について「使い残しを精査した」と説明した。
【朝日新聞】
自民党内からは「政府とパイプのある知事がいないことがどういうことか、分かるといい」と言う声も漏れた
と、いずれも沖縄へ牽制する狙いがあるとの評価。【毎日新聞】
県内移設反対を掲げて当選した翁長雄志知事に政策転換を迫る政府の姿勢が色濃くにじむ予算となった。
そして移設経費は倍増していたことについて。 表題にあるとおり、沖縄予算の記事の中でそのことを触れたのは毎日、朝日だけで、読売、産経はスルー。
【毎日新聞】
一方で米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古へ移設する「代替施設建設費」は、前年度の総額788億円から倍増となる1548億円が計上された。
*産経と読売はもしかしたら別の記事で辺野古移設費について報じていたかもしれません。私が見落としていただけかもしれません。ただ少なくとも沖縄予算の記事では触れていなかったです。【朝日新聞】
振興予算は減らす一方で、移設に関する建設費は大幅に増やしており、辺野古への移設を進める政府の意向が強くにじむ予算となった。
さてこの判断の違いは?単純に政府の「犬」かそうでないかっていうことでしょうか?
基地移設問題って出口が見えない、深刻な問題です。
そして選挙で沖縄県民の民意はすでにで出ているように思います。
そんな中で、今回の沖縄予算は第3者からみると少し違和感を感じるわ
たしかに私は「こんな予算はおかしい!間違っている!」とまでは言えないです。
実際使い残しがあったのであれば、減らされてもしょうがない。国民の税金です。それは沖縄側のガバナンスの問題でもあると思うわ。
ただそこで移設費をあえて上げるっていうのは何かを暗示しているに感じるのは事実です。
そういった意味で読売、産経はマスコミとして移設費倍増も関連づけて報じるべきだったと私は思うわ。
みなさまはどう思うかしら
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