
謝罪の態度 / june29
産経新聞の阿比留記者が19日の朝刊で興味深いコラム載せました。
慰安婦問題で韓国も何がしたいかよくわかっていないのではないかと問いかける、
かなり読み応えがある記事でした。原文はこちら
コラムの内容をざっとまとめました。
1.「朴大統領は「納得できる措置」を求めるが具体的中身の言及がないようだ」
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は13日、韓国を訪問した自民党の二階俊博総務会長と会談し、慰安婦問題に関して日本政府が速やかに「納得できる措置」を取るよう求めた。だが、その措置の具体的中身、何をしてほしいのかについてはやはり言及しなかったようだ。
2.「完全かつ最終的に解決している」
1965(昭和40)年の日韓請求権協定で法的に「完全かつ最終的に解決」されている問題について、政府はこれまでアジア女性基金を通じ元慰安婦に償い金を支払ったり、首相のおわびの手紙を届けたりできる限りのことをしてきた。
3.「歴代首相は深い同情をしめしてきた」
役に立たなかったが、根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた平成5年8月の河野洋平官房長官談話も、日韓関係のために良かれと思う「善意」が大本にあったのは事実だろう。安倍晋三首相も含め、歴代首相は慰安婦の境遇については深い同情を表明してきた。
4.「日本政府もどうしたらいいかわからない」
韓国は日本に、これ以上いったい何をしろというのか-。筆者が昨年6月に訪韓した際、慰安婦問題を担当した韓国の元外交官に「これでは日本政府もどうしたらいいのか分からない」と問うた
5.「韓国政府もどうしたいいのか分かっていない」
「韓国も、実はどうしたらいいのか分からないということだと思う」
6.「結局、答えはそもそも存在しないのでは」
結局、答えはそもそも存在しないのではないか。韓国にも日本国内にも国家賠償を求める声もあるが、それは村山富市元首相ですら首相当時に国会で「もう済んでいる」「わが国の立場を堅持する」と否定している話である
7.「(朴氏は)慰安婦問題は日本に何かを求めるではなく自分で解決してほしい」
「(韓国政府は)日本側に補償を要求して国民の非難をかわそうとするのが通例となってきたが、時代も変わり、日本に補償を求めるのが韓国政府の役割なのではなく、自分で解決していくことが責務だとの趣旨で、大統領の本心だ」 深くうなずける指摘であり、朴氏は当時のやりとりを学び、慰安婦問題は日本に何かを求めるのではなく自分で解決してほしい。
8.「李明博氏もかつて『韓国大統領は任期後半に反日で支持率を上げようとする』といいていた」
もっとも、韓国大統領として初めて竹島(島根県隠岐の島町)に上陸し、慰安婦問題で日本を非難した李明博(イ・ミョンバク)前大統領も、2011(平成23)年10月の野田佳彦首相(当時)との初会談時には、こう言っていた。 「歴代の韓国の大統領は任期後半になると、『反日』を使いながら支持率を上げようとする繰り返しだった。私はそういうことはしたくない」(25年10月29日付読売新聞朝刊の野田氏インタビュー記事)
9.「韓国外交に一貫性を求めても無駄か」
同じ人物(李氏)がころっと変わるのだから、韓国外交に継続性や一貫性を望んでも無駄か。
読んでて気になったのは韓国元外交官の「韓国も、実はどうしたらいいのか分からないいうことだと思う」という発言。
あくまでも個人の見解のようですが、もし本当にそうなのであればいつまで日本はこの茶番に付き合わされるのか。
いずれにせよ、阿比留記者のコラムは読みいってしまいます。
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