
Manipulation of public opinion. / MIKI Yoshihito (´・ω・)
【読売新聞】 民族差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)を巡り、大阪市の人権施策推進審議会の部会が16日、抑止策の素 案をまとめた。ヘイトスピーチの行為者への是正勧告や団体名の公表、被害者への訴訟費用貸与などを行うとしている。自治体が抑止策を作るのは全国初で、審議会は2月にも橋下徹市長に答申する。
素案では、ヘイトスピーチを「特定の人種、民族に対し憎悪や差別をあおることを目的に侮蔑的な内容を不特定多数の人々に発信する行為」と定義。弁護士らでつくる市の審査委員会がヘイトスピーチに当たると判断すれば、市のホームページで行為内容や団体名などを公表するほか、是正勧告も行う。罰則規定は設けない。
また、被害を受けた市民には訴訟費用を貸与。裁判でヘイトスピーチが認定された場合、審査会で協議し、費用返還の免除も検討するという。条例化した上で、新年度にも運用を始める予定だ。ヘイトスピーチを巡っては、橋下市長が昨年7月、「表現の自由を超えている」と抑止策の検討を指示。同10月から弁護士らで作る部会が対策を協議していた。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150117-OYO1T50008.html
阪神淡路大震災から20年関連で埋め尽くされた17日の紙面。風化させてはいけない出来事ですね。
それはおいといて、気になったニュース。大阪市がヘイトスピーチの抑止に乗り出す動きにあるということ。
各紙のネット版ではのっていましたが、私の住んでいるところに届いた紙面では産経新聞のみが掲載。
私としては、フランス銃撃事件との関連性もあり非常に気になったニュース。他の社でも紙面で扱ってほしかったわ。
銃撃事件同様、どこまでが表現の自由で、どこからがヘイトスピーチになるのかが気になるところ
ちなみに産経新聞では
市によると、同案の定義に基づけば、侮辱的な風刺画を市内で目立つように掲げる行為、市内での映画上映も差別を助長する可能性がある場合には審査の対象になりえる。憲法で表現の自由が保障される中で、自治体側が多様な表現をヘイトスピーチかどうかを判断する作業は困難も予想され、市幹部は「個別の事案ごとに判断するしかない」と述べた。
なるほど。結局は主観ってことですね。新たなトラブルのもとにもなりそうですが・・・
ただ私としてはこの動きに大賛成です。
人種差別の扇動行為を犯罪とすることを求めている「人種差別撤廃条約」に加入している日本
しかし、日本には「それほどの扇動行為はない」として犯罪化を留保してきました。
けど明らかに今は過激な差別デモが行われる時代になっています。大阪市を前例に国としても取締りを行うべきです。
ただやっぱり表現の自由との境界線は難しいですね。
これまた私の見解ですが、例えば
「朝鮮人は日本から出てけ」はアウトだと思います。
「韓国政府の歴史認識について抗議する」はセーフだと思います。
結局は議論の余地があるかどうかってことでしょうか・・・・
同時に言いたいのは、韓国も同じ方向へ進んでほしい。
大統領を侮辱したら起訴されるけど、天皇陛下を「日王」と呼ぶことが許されるのは意味がわからない
韓国も「表現の自由」とは何かをもう一度考えるべきだと思う。
表現の自由で何でもありだったから起きた、フランスの銃撃事件
日韓仲良くやりたいからこそ、ここはもう一度「表現の自由」を見直すべき
ちなみにフランス銃撃事件に関する、今日の毎日新聞でのローマ法王のコメント:
フランシスコ・ローマ法王は15日、テロを厳しく非難する一方、「他者の信仰を侮辱したり、もてあそんではならない」と述べ、「表現の自由」にも限度があるとのこ考えを述べた。