OLヨムコが新聞よむわよ

20代独身OLが新聞を読み比べます。

    こんにちは、新聞ヨムコです。趣味は新聞です。
    当ブログでは新聞の報道姿勢比較、事件を深く掘り下げ、はたまたくすっと笑えるような記事を紹介します。おもしろい記事はリツイートやシェアしてね!

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    タグ:朝日新聞

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    和歌山小5殺人から11日(木)で一週間がたちました。

    大事件が起きると新聞社は「発生から1週間」でやたらまとめたがります。

    カレンダー的な意味あい意外に1週間で区切る意味ってあるのかしら?ない気がするんだけどな・・・

    んでその各新聞社のまとめをまとめました

    【【和歌山小5殺人】中村容疑者の“10”の謎 取り調べ中に机の上で仁王立ち 頬を膨らませるのは癖】の続きを読む

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    【共同通信】施政方針演説、対テロ責任果たす 首相、改憲へ国民的議論提起

     安倍晋三首相は12日の衆院本会議で施政方針演説を行った。過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件に関し「テロと戦う国際社会において日本としての責任を毅然として果たす」と述べ、テロに屈しない姿勢を強調する。憲法改正に向けた国民的議論の深化を提起。約60年ぶりとなる農協制度の大幅見直しや、自衛隊任務を拡大する安全保障法制の整備などを「戦後以来の大改革」と位置付け、実現への決意を表明する。
     2012年12月の第2次安倍政権発足後、施政方針演説は3度目。第3次政権では初。昨年の衆院選大勝を背景に経済や教育、地方創生など自身が掲げる改革の断行を前面に打ち出す。
    http://www.47news.jp/CN/201502/CN2015021201001141.html
    安倍首相が施政方針演説を12日に行いました。

    それに対する新聞各紙の反応の違いがありました。(産経はやっぱり中韓発言に注目しています)

    【産経「首相演説で韓国のこと『語らず』」 施政方針演説で新聞各紙の視点に大きな違い】の続きを読む

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    坂本龍馬像 / k14


    【産経新聞】「私は捏造記者ではない」慰安婦報道の元朝日・植村氏が講演 声震わせる場面も

     朝日新聞記者時代に慰安婦報道に関わった北星学園大(札幌市)の非常勤講師、植村隆氏(56)が8日、高知市で講演した。植村氏は集まった市民ら約300人を前に、「不当なバッシングには屈しない」と訴えた。
     講演で植村氏は、「執筆当時、韓国で慰安婦とは女子挺身隊のことを指した。他社の記者も同じ概念だった」などと、意図的なものはなかったことを強調し「私は捏造記者ではない」と主張した。
    さてさて植村さんが出身地高知県で講演をしたそうです。
    そんでもって「私は捏造記者ではない」と主張したとのことです。

     一方で朝日新聞自体は記事が間違っていた、つまり「誤報」であったことを認めています。

    っということで記事は「誤報」であったが「捏造」ではないというのが植村さんの主張ですね


    1.誤報なの?捏造なの?
    ちなみに 「デジタル大辞泉」によると 【「おれ捏造記者じゃないって!皆もおんなじこと思ってたもん!」 元朝日の植村記者が出身地高知で講演】の続きを読む

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    Journalists on duty / Yan Arief


    【産経新聞】近所の22歳男を殺人容疑で逮捕 「やっていません」と否認

     和歌山県紀の川市の市立名手(なて)小5年、森田都史(もりた・とし)君(11)が刺殺された事件で、県警岩出署捜査本部は7日未明、紀の川市後田、無職、中村桜洲(なかむら・おうしゅう)容疑者(22)を殺人の疑いで逮捕した。調べに対し、中村容疑者は「やっていない」と容疑を否認しているという。
     中村容疑者の自宅は、殺害現場の空き地から北西に約70メートル、森田君の自宅からも約110メートルしか離れていなかった。
     事件は5日午後4時20分ごろ発生した。和歌山県紀の川市後田(しれだ)の空き地で、森田君があおむけで血を流して倒れているのが見つかった。
    http://www.sankei.com/affairs/news/150207/afr1502070007-n1.html 
    和歌山県の小学5年生が刃物で複数回刺されて殺害された事件

    近所に住む容疑者が逮捕されひと段落といった感じですが、おそらく新聞社を初めとするマスコミのみなさまはまだまだ報道合戦を繰り返していくのでしょう。

    そこで新聞社が殺人事件容疑者の逮捕後に争点としていく、一般的にはそこまで興味ない「抜きあい」を予想します
    和歌山事件や新聞マニア的一般論などを交えて書いてきます


    【1.容疑者の顔写真】

    実は今回はもうすでに護送されている中村容疑者の写真がとられているのですが。。。

    まー別の様子がかいまみられる写真もマスコミは報道することを狙ってきます

    殺人事件などマスコミが大きく扱うような事件では、マスコミは容疑者、被害者など事件に関わってくる人の顔写真の入手に走ります。今回のようにうまく撮影できない場合などは。
    そしてマスコミによって顔写真の入手に成功したり失敗したりします。
    それをどう見分けるかというと、単純に新聞やニュースに載っているか否か。
    「読売新聞に顔写真は載っているけど朝日新聞には載っていない」とかありますけど、それは報道機関がバイアスをかけあえて掲載していないのではなく、単純に入手まで至ってないからです。勿論、中にはバイアスをかけている場合もあるかもしれませんが

    例えば尼崎連続変死の主犯とされた故・角田美代子氏。
    事件が発覚して1週間くらいたっても顔写真は世に現れず、インターネットでは「角田美代子が在日だからマスコミが隠している」といった憶測がうまれました。
    しかしこれも結局、顔写真入手にマスコミ各社がてこずったからです。
    それに焦ったのかマスコミが別人の顔写真を角田美代子氏の写真として流してしまい、人権侵害問題という別の事件に発展しました。たしか間違った顔写真を一番最初に流したのは日テレだった気がする・・・

    それにしても角田氏の在日問題。犯罪者を無理やり在日認定するのはネットのよくないことですが、関係者にハングル名の方もいたので、角田美代子が本当は在日なのか新聞や文献などを読み調べました。
    しかし、角田美代子氏が在日であるなんていう情報はどこにもなかったです。内縁の夫や、可愛がっていた子分などに在日がいたみたいですが

    顔写真の入手状況はある意味、どこが一番取材が進展しているかというのがわかるです。
    ただ個人情報だなんだうるさい世の中で顔写真なんて普通提供したくないけどね・・・


    【2.容疑者の供述】

    これも新聞では顔写真なみに重要視しています。

    因みに現段階で、逮捕された中村桜州容疑者は「やっていない」と供述しています。
    つまり否認しています。

    勿論警察による誤認逮捕という可能性もありますが、中村容疑者が嘘をついている可能性もあります。

    そこでマスコミは中村容疑者の供述の変遷をウォッチします。

    例えば否認から一転、認める供述を始めれば新聞は大きく扱うでしょう。それが警察の発表ではなく「捜査関係者」からこっそり教えてもらった話なのであればなおさら見出しが大きくなります。

    更にそこから動機に関する供述をマスコミは取材していきます。
    あくまでも私の想像の話しですが「声をかけられたら無視された」「いたずらしようとしたら無視された」とかそんなことを言いだしたらそれもニュースになっていくでしょう

    あとは犯人しか知りえない「秘密の暴露」。これも警察から聞きだしたらマスコミは大きく扱うでしょう

    秘密の暴露とは

    「被害者の体をバラバラにして腕は●●、足は▲▲に捨てた」
    「犯人を殺したナイフは■■に放り投げた」

    など。

    容疑者が犯人だと認定する際、重要な証拠になってくる供述です。


    【3.容疑者の責任能力】
    刑事責任能力とは容疑者が事件当時ちゃんと自分を制御できる状態だったかどうか、という能力です
    精神が崩壊していて、自我を失い、わけがわからない状態で殺したら、刑事責任能力なしで釈放されるかもしれません。

    報道によれば、中村容疑者の奇行が逮捕前に目撃されています。
    近所で木刀やなたを振り回したり

    そこからみると、中村容疑者に刑事責任能力があるのか疑われます。
    少しでも刑事責任能力に疑いがある場合は鑑定留置という措置がとられます。

    鑑定留置とは容疑者が精神障害などで刑事責任能力を問えない可能性がある場合に、心身・身体を調べる「鑑定」ため、一定期間を病院などの施設で身柄を拘束することです。

    鑑定の結果、もし責任能力がないと診断されたら「心神喪失」と認められると「不起訴」になり捜査は終了です。もし限定的な責任能力があるとしたら「心神耗弱」となり刑が軽減されます。

    そういったこともあり、逮捕段階で明らかに精神がいっちゃってる場合は警察がマスコミに対して容疑者の名前を発表しない場合あります。

    あくまでも捜査する必要があるので身柄を拘束するが、不起訴になる可能性が高いときや、
    無用に精神障害者による犯行と発表し、精神障害者に対する差別を助長する可能性が高いときなど。

    ただ社会的反響が大きい今回のような殺人事件では例外だと思います。


    【4.起訴するかどうか】

    日本では裁判所に起訴された容疑者の99%は有罪となります
    逮捕されただけでは、検察が不起訴処分にして、捜査が終了する可能性があります
    しかし起訴されたら「ほぼ」有罪といえます

    和歌山の小5児童殺害事件では上でも書いた通り容疑者の責任能力に疑問が残りますが、もし起訴されたら何らかの刑罰を受ける可能性が高いです。

    つまりマスコミは検察が容疑者を起訴するのかどうか、というのを他社よりも早く報道しようとします。
    これも「捜査関係者」から聞いたと書かれるのが多いですね。

    というのも、容疑者が真犯人である可能性がこれでぐっと高まり、事件の一区切りとみなしていると思われます。


    【5.裁判のフォロー】

    あとは刑事裁判の手続きにそってマスコミもフォローします。
    初公判は注目されます。何故なら逮捕されたあとに容疑者がはじめて公の場所に出てくるからです

    今までは周辺関係者の話しなどから犯人の身なりや様子を記事にしていきますが、この時ほぼはじめて容疑者を生で見た記者が様子を書きます。

    その後証拠調べ→証人尋問→検察の論告求刑(「●●被告は懲役●年が相当である」という検察のアピール。これはあくまでも検察主張であって判決ではありません。)→判決という流れになってきます

    判決が出てはじめて殺人犯が殺人犯と認定されます。ただ不服であれば高裁に控訴、控訴審でも不満であれば最高裁に上告できるので、その場合は最終的には最高裁の判決をもっと真犯人と認定されます。


    【6.事件の社会性】
    こういった殺人事件の多くは新聞では社会面に掲載されます。
    っというのも、新聞はこういった事件からむりくり「社会性」をみいだします
    つまり、この事件は今の世の中のどういったことを表しているのか、と

    例えば2014年に横浜市であったベビシッター事件
    インターネットを介した個人シッターに預けた子供が虐待され殺されたという痛ましいできごと
    この事件の裏には色々なキーワードがあると思います。
    待機児童、ネットビジネスの恐さ、ワーキングプア、女性の両立など

    そこを検証した上で「二度とこういった事件を起こさないように」と今の社会の問題を新聞で報道していきます

    今回の和歌山県の小5殺人事件で重要になってくるのが、容疑者の生い立ちや人柄だと思います
    何が彼をそうさせたのか、両親の愛を受けて育ったのか、

    場合によっては被害者との関係に何か社会性が隠れているかもしれません
    例えば小児性愛など

    あくまでも全て想像ですがね・・・

     

    7.っということで
    容疑者が逮捕されて世間での注目度は薄れても、これからも新聞紙面には事件をみることはあるでしょう
    ただ日がたつにつれ新聞での扱いはドンドン小さくなり、
    また違う殺人事件が起きれば、さらに小さくなり
    最終的な判決は本当に小さな「ベタ記事」になってしまう可能性もあります

    ちなみにこういった事件報道。
    圧倒的に読売新聞が強い
    最近は右寄りの主張でブイブイ言わせている産経新聞なんてめったに抜かない
    読売に次になると、毎日、朝日がどっこいどっこいといった感じでしょうか

     

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    2月6日の朝刊で朝日新聞と産経新聞がそれぞれの社説で「9条改正」ついてふれました。

    そして意見が真っ二つに割れました。(当たり前ですけどね・・・)

    5日の参院選予算院会で憲法改正に関する議論があり、各社が反応した。っという感じです。

    ざっくり説明すると

    産経新聞「国の責務として9条改正を最優先せよ」

    朝日新聞「憲法改正が必要かどうかの議論を飛ばして、各党に異論が少なく実現可能性の高いものから手をつけていくのは本末転倒」

    ちなみに読売新聞は「首相は憲法改正に急いでおらず、世論を見極める姿勢だ」と分析しています。

    【産経新聞】主張 9条改正を最優先せよ 「国の責務」全うする証しに

    ・・・ 改憲が具体的な政治日程にのぼったのは初めてだ。憲法改正を自らの歴史的使命と位置付けてきた首相の覚悟と決意の発露と受け止め、高く評価したい。

    ・・・ 憲法前文は「われらの安全と生存」の保持に言及しているが、それは「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」を前提にしている。
     だが、この前提は成り立たない。過激組織「イスラム国」による残虐かつ卑劣なテロだけでなく、尖閣諸島周辺の日本領海侵犯をいまも常態化させ、力による奪取の構えをみせる中国の行動などを見れば、自明であろう

    ・・・9条改正への道筋は、日本が国際社会に積極関与する姿勢を、もっとも鮮明に示すものともなろう。
    【朝日新聞】社説 改正ありき本末転倒

     つまり、憲法改正の必要性から考えるのではなく、各党に異論が少なく、実現可能性の高いものから手をつけていこうというのだ。
     これが国の最高法規を改めるのにふさわしいやり方なのだろうか。社会や国際情勢の変化に伴い、憲法を変えるほうが国民の利益にかなうということはありえるだろう。そのときは国会で正面から論じ、国民投票に問えばよい。
     内容よりも改正のやりやすさを優先しようという運び方は、自主憲法制定を党是に掲げる自民党にとっては自然なことなのかもしれないが、本末転倒だと言わざるをえない。

     過激派組織「イスラム国」による人質事件はあまりに痛ましかった。しかし、再発防止などの対策を日本の平和主義の根幹である9条の改正に結びつける議論は、短絡に過ぎる。
    【読売新聞】 首相 憲法改正急がず 世論見極める姿勢

     安倍首相が、持論の憲法改正について、国民世論調査の動向を見極めに時間をかける姿勢を鮮明にしている。憲法改正の手続きを定めた96条改正への理解が広がらず、いったん封印した経緯があるためだ。長期政権を見据え、少なくとも来年の参院選では、会見の争点化を避ける方針だ

    ・・・自民党は今国会中に憲法審査会で項目の絞り込み作業に着手したい考えだが、野党には温度差がある。維新の党などは改正論議に前向きだが、民主党の岡田代表は安倍首相の下では論議に応じない意向を示している
    憲法改正もそうですが、気になるのは人質事件との関連性に関する意見

    産経が「イスラム国」の人質事件などを見る限り、憲法全文の前提が成り立たないのは明白、と主張する一方で
    朝日は人質事件と憲法改正を結びつけるのは短絡に過ぎるとしています
    朝日がいう短絡的というのは他に解決策を模索してから憲法9条と関連付けするべきってことかしら?


    結局人質事件って、イスラム国とかいう強意と対面したときに、日本は振りかざせるカードが少ないってことが問題なのかなと個人的には思っています

    そういう意味では今回の問題と9条は切っても切れない関係であって「短絡過ぎる」と楽観視している朝日こそ「短絡過ぎる」と思います。

    まぁ手順の問題もわかりますが、ある意味憲法改正は国民的にも煮詰まっている議論なのかと感じます。

    っというのもどう頑張っても左翼と右翼がわかり合える日はこないのだから、マジョリティーの意見を持って議論を進めていかないと、一生このジレンマの中で日本は国際社会で生きていくことになります。
    仮にも選挙は常時行っているので。

    「日本が世界に誇れる憲法」っというのもっともで、9条を大切にしたい気持ちがわかります。
    っというか残すことがやっぱり「理想的」でしょう。

    ただ国際社会を生きる中、現実的に考えると、9条は変えざるを得ないものです

    「いつまでも理想を語ってられない」ということを多くの国民は理解しているはずです

    結論をいえば朝日の社説こそ国民を混乱に陥らせており「本末転倒」です。

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