Comfort Women Wanted / NYCDOT
朝日新聞慰安婦報道に関して外部で独自に調査を進めきた第三者委とは別の「朝日新聞『慰安婦報道』に対する独立検証委員会」が19日、慰安婦報道を「強制連行プロパガンダ」と断定しました。
これに関してやっぱり産経は飛びつきました。2面で特集、社説などで大特集しました
独立検証委が指摘したポイントなどをざっとまとめます。いずれも1月20日産経朝刊から
【慰安婦報道は「プロパガンダ」w 独立検証委報告の7つのポイント】の続きを読む
【産経新聞】「私は捏造記者ではない」慰安婦報道の元朝日・植村氏が講演 声震わせる場面もさてさて植村さんが出身地高知県で講演をしたそうです。
朝日新聞記者時代に慰安婦報道に関わった北星学園大(札幌市)の非常勤講師、植村隆氏(56)が8日、高知市で講演した。植村氏は集まった市民ら約300人を前に、「不当なバッシングには屈しない」と訴えた。
講演で植村氏は、「執筆当時、韓国で慰安婦とは女子挺身隊のことを指した。他社の記者も同じ概念だった」などと、意図的なものはなかったことを強調し「私は捏造記者ではない」と主張した。
朝日はなぜ長い間訂正しなかったのか。「朝日が反日だから」などという批判もありました。つまり朝日新聞は反日だから問題だというわけじゃなくて、旧体質だから問題だったということね
しかし、私はそうは思いません。朝日新聞は、日本の大企業にありがちな、典型的な誤りを犯したのではないかと考えています。それは「問題の先送り」です。ここで私が想起するのは、バブルがはじけた後、不良債権が積み上がるのを見ながら、何もしないで処理を先送りしてきた日本の金融機関の失敗の数々です。
バブルの最中に土地を担保に融資した資金の多くが、バブル崩壊後に焦げ付きました。担保にしていた不動産を直ちに処分していれば、不良債権処理は、それほど大変なものではなかったはずです。
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各金融機関の歴代トップは、「自分の在任中にさえ問題が起きなければ、それでいい」と、先送りを続けたのです。
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朝日新聞も、問題先送りを続けてきたのではないか。朝鮮半島での強制連行の証言を報道した後、これを否定する他社の報道があったにもかかわらず、事実関係の検証をしませんでした。
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朝日新聞の対応も、同じようなものではなかったのか。そう考えると、朝日の失敗は、典型的な日本的企業の失敗と言えるのではないか。朝日新聞は過去に金融機関の問題先送り体質を批判してきました。自社もまた同じだった。この自覚と反省から再生への取り組みをすべきではないかと思えるのです。
産経新聞
総合面 元朝日記者、文春など提訴 「慰安婦問題」名誉毀損で(見出しの大きさ:2段)
総合面 被害強調 反省示さず(見出しの大きさ:2段)←阿比留瑠比記者執筆
毎日新聞
社会面 朝日元記者が文春提訴 「記者捏造」報道に賠償請求(見出しの大きさ:2段)
読売新聞
社会面 元朝日記者が提訴(見出し大きさ:1段)
*見出しの大きさは段数が多ければ多いほど、その新聞社が記事について、ニュースバリューが高いと判断していることを示唆しています。詳しくはこちら→「段数とは」朝日新聞
元朝日記者、文春など提訴 「捏造批判で名誉傷つく」(見出しの大きさ:2段)*植村氏の写真付き
西岡力氏、週間文春のコメント(見出し大きさ:1段(それぞれ))
凄まじい。読み応えがありすぎて、正直全文載せたいけど。。。著作権とかよくわからなくて恐いので。。。・・・確かに、嫌がらせや脅迫が勤務先の大学や植村氏の家族にまで及んでいる現状は断じて許されない。ただ、この日の記者会見でも植村氏が批判を受ける原因となった記事に関しては、説明を尽くさなかった。
・・・植村氏は、記者会見で「テープで『挺身隊』と聞いたのか」と問うても、「定かではない」と回答。当時は韓国が挺身隊と慰安婦が同一視されていたことを繰り返し主張し、「自分にも同様の認識があった」と述べたが、テープにない言葉を恣意的に付け加えたとの疑惑を拭えない。
植村氏は月刊誌「世界」2月号で「暴力的に拉致する類の強制連行ではないと認識していた」と書いている。記者会見でも「記事には『だまされて慰安婦にされた』と書いている」と強調し、自身は強制連行とは書いていないと訴えた。
この問題をめぐり、昨年12月に朝日新聞の第三者委員会が公表した報告書も「『だまされた』と『連行』は両立しないなどと厳しく批判。報告書の指摘を植村氏にただすと「確かに今となってはもうちょっと(丁寧に)書いておけばよかったかなぁ。そのくらいの話しだ」との反応で、反省は示さなかった。(産経新聞)
朝日新聞の姿勢も素晴らしいと思うわ。当たり前のことだけれでも、一歩置いているのがわかるし、何より一番わかりやすい。主張をお互いに載せて初めて裁判の内容がわかってくるわけだし。・・・(ICUの)西岡氏は雑誌などで、①「女子挺身隊の名で連行された」と書いているが、その事実はなく、経歴を勝手に作った②元慰安婦がキーセン(妓生)の育成学校にいた経歴が書かれておらず、身売りされて慰安婦になった事実に触れずに、強制連行があったかのように書いた③植村氏の義母は、元慰安婦らが日本政府を訴えた裁判の韓国支援団体幹部で、結果的に裁判が有利になる捏造記事を書いた、などと指摘した。
・・・訴状で植村氏側は、①当時の韓国では慰安婦を指す言葉として「女子挺身隊」が用いられていた②キーセン学校に触れなかったのは、慰安婦になったことと直接関係がなかったため③取材の端緒はソウル支局長からの情報であり、指摘された事実はない、などと主張した。
朝日新聞が5日、「信頼回復と再生のための行動計画」とやらものを発表しました。社内外の委員計8人で委員会を設置して行動計画を話し合ってきたそうで、ここで形になったわけですね。
慰安婦報道や吉田調書の取り消しなどで問題となっていた朝日新聞
発表を受けて各紙は盛大に取り上げるのかな。。。と思ったら・・・
とりあえず朝日新聞(1月6日朝刊)
1面と別ページで大特集して「反省しています」アピール。もうそんな記事出しちゃうの?って思うし、内容もちょっとよく意味がわからない部分あるし、なんかワタシは気にくわない。けど、不祥事にはスピーディーな対応が求められる昨今、仕方ないのかしら。1面
・ともに考え、ともにつくるメディアへ 朝日新聞社社長渡辺雅隆←社長コメント
・池上さんのコラム再開します
27面
・ともに考え、ともに作るメディアへ ←行動計画の理念や外部委員のコメントなどを盛大に大特集
毎日新聞
社会面
独立の立場報道点検 朝日新聞、行動計画を発表(見出しの大きさ:3段)
池上さん、コラム再開 「出直す決意示された」(見出しの大きさ:2段)
読売新聞
社会面
朝日、信頼回復へ行動計画 社長一区切り強調(見出しの大きさ:3段)
*見出しの大きさは段数が多ければ多いほど、その新聞社が記事について、ニュースバリューが高いと判断していることを示唆しています。産経新聞
社会面
朝日社外から点検役 「慰安婦」検証終了(見出しの大きさ:3段)
→だったら新聞なんてやめてキュレーションサイトを始めた方がいいんじゃないのかしら。全く聞く耳持たずはたしかによくないわ、でもそこを目指すの!?たしかにどんな新聞を目指そうとその新聞社のかってよね。でも今回の問題の本質「誤報問題」からちょっとずれているのではないかしら。より良い明日を作っていくために責任を果たし、信頼される報道機関であり続けたい。めざすのは「ともに考え、ともにつくるメディア」です。
→まずね、フォーラム面とオピニオン面の違いが全くわからない。現存のオピニオン面でも反論を含め多様な意見を載せている印象があるわ。これじゃあまるで中身は何も変わっていないのに、名前だけ変えてるようにしか見えないわ。というか本質は「間違った報道をしないこと」だと私は思うし、ここそんなに重要じゃないでしょ。朝日新聞に対する異論・反論を含め社内外や読者のみなさまの多様な見方・主張を掲載する「フォーラム面」(仮称)を今春つくります。いまある「オピニオン面」や「声欄」と合わせて、読者が集う「言論の広場」の機能を充実させます。