OLヨムコが新聞よむわよ

20代独身OLが新聞を読み比べます。

    こんにちは、新聞ヨムコです。趣味は新聞です。
    当ブログでは新聞の報道姿勢比較、事件を深く掘り下げ、はたまたくすっと笑えるような記事を紹介します。おもしろい記事はリツイートやシェアしてね!

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    タグ:読売新聞

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    朝日新聞が5日、「信頼回復と再生のための行動計画」とやらものを発表しました。社内外の委員計8人で委員会を設置して行動計画を話し合ってきたそうで、ここで形になったわけですね。

    慰安婦報道や吉田調書の取り消しなどで問題となっていた朝日新聞
    発表を受けて各紙は盛大に取り上げるのかな。。。と思ったら・・・


    とりあえず朝日新聞(1月6日朝刊)

    1面
    ・ともに考え、ともにつくるメディアへ 朝日新聞社社長渡辺雅隆←社長コメント
    ・池上さんのコラム再開します

    27面
    ・ともに考え、ともに作るメディアへ ←行動計画の理念や外部委員のコメントなどを盛大に大特集

    1面と別ページで大特集して「反省しています」アピール。もうそんな記事出しちゃうの?って思うし、内容もちょっとよく意味がわからない部分あるし、なんかワタシは気にくわない。けど、不祥事にはスピーディーな対応が求められる昨今、仕方ないのかしら。

    そこで各社(いずれも1月6日朝刊)

    毎日新聞
    社会面
    独立の立場報道点検 朝日新聞、行動計画を発表(見出しの大きさ:3段)
    池上さん、コラム再開 「出直す決意示された」(見出しの大きさ:2段)

    読売新聞
    社会面
    朝日、信頼回復へ行動計画 社長一区切り強調(見出しの大きさ:3段)

    産経新聞
    社会面
    朝日社外から点検役 「慰安婦」検証終了(見出しの大きさ:3段)

    *見出しの大きさは段数が多ければ多いほど、その新聞社が記事について、ニュースバリューが高いと判断していることを示唆しています。

    正直産経にはすごくがっかり、読売も。3段という見出しの大きさ、すごく微妙。とりあえず少しだけ大き目に扱おうかって感じかしら。もっと大きな見出しで報じるべきでしょう。とくにあんだけアンチ朝日キャンペーンしたんだから!

    ある問題を報じたのであれば、その問題がその後どう展開したのかも報じるのが筋じゃないの?
    朝日のこと叩くだけ叩いて、いざ改善への指針ができても「あ、そうなんだ」って済ますの?

    行動計画が気にくわない、不十分って思うなら、まだ納得できないって書けばいいじゃない。少なくとも私は納得できなかったし、産、読にはぶった切ってほしかった
    もし朝日の行動計画に納得したならもっと記事で朝日を評価するべきそれこそフェアな報道じゃないの?

    これ以上やったら朝日の販促に貢献するからやめたの?そうだったらそれこそ「編集の独立」ができていないじゃない!?

    ちなみに私が気にくわない点は以下

    ・渡辺社長コメント

    より良い明日を作っていくために責任を果たし、信頼される報道機関であり続けたい。めざすのは「ともに考え、ともにつくるメディア」です。

    だったら新聞なんてやめてキュレーションサイトを始めた方がいいんじゃないのかしら。全く聞く耳持たずはたしかによくないわ、でもそこを目指すの!?たしかにどんな新聞を目指そうとその新聞社のかってよね。でも今回の問題の本質「誤報問題」からちょっとずれているのではないかしら。
    朝日の「誤報」で名誉を傷つけられたと感じている日本人ってたくさんいると思うの。そういうことを二度としない新聞社を目指してほしかった

    ・多様な意見載せるフォーラム面

    朝日新聞に対する異論・反論を含め社内外や読者のみなさまの多様な見方・主張を掲載する「フォーラム面」(仮称)を今春つくります。いまある「オピニオン面」や「声欄」と合わせて、読者が集う「言論の広場」の機能を充実させます。

    →まずね、フォーラム面とオピニオン面の違いが全くわからない。現存のオピニオン面でも反論を含め多様な意見を載せている印象があるわ。これじゃあまるで中身は何も変わっていないのに、名前だけ変えてるようにしか見えないわ。というか本質は「間違った報道をしないこと」だと私は思うし、ここそんなに重要じゃないでしょ。

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    2014-06-12 14.44.15 / bradchow


    箱根駅伝、寒い中半袖半ズボンの人たちが山登りをする、正月恒例行事

    ネットでも話題になっていましたが箱根駅伝って関東圏の大学のみが出場するローカルな大会よね。
    それであそこまで盛り上がるのはなんか不思議な気分ね。
    盛り上がるっていうか、“盛り上げている”のかしらね、マスコミさまが。

    そこで各紙の箱根の取り上げ方です



    読売新聞(共催)
    ・青学大 箱根駅伝初V (1面 3段 写真付き)
    ・「顔」 原晋さん(1/4 2面 3段 写真付き) *監督の人モノ記事
    ・18面と19面を使って大特集

    朝日新聞
    ・青学大圧勝 独走V(11面 4段 写真つき)
    ・頂点へ挑戦11年目の結実 元サラリーマン原晋監督 (11面 3段 写真付き)
    ・その他関連記事(11面、駒大東洋大山梨学院大の記事など)

    産経新聞
    ・「人として自立させる」 青山学院大監督原晋さん(2面 3段 写真付き)
    ・11面のほぼ全面を使って特集(圧勝V攻めた青学大 など)

    毎日新聞
    ・青学 圧倒の総合V(20面 4段 写真つき)
    ・20面の半分を使って特集



    段って何? 段数の説明

    比べるとやはり共催の読売の扱いは異常に大きいわね
    朝日産経は同じくらい。
    毎日はスポーツ面の半分でアッサリと
    毎日にとって新年イベントは箱根ではなくて「ニューイヤー駅伝(@前橋)」だからでしょうか

    共催の読売が大々的に取り上げるというのはビジネス面で仕方がないかなとは思います。
    しかし日テレと一緒にここまでやるのは・・ちょっと不自然さを感じます
    上でも書きましたが、所詮は全国区ではなくて関東のローカル大会ですし。。。
    たしかに箱根駅伝は「人間ドラマ」を生みます。それは多くの人の共感を呼ぶモノであって、報道する価値は高いものだと思います。
    でもそれって全国大会の出雲駅伝にはないことなのかしら。一時期「韓国のゴリ押し」と批判されたテレビ局と同じにおいを感じます。

    そういう意味では私は毎日くらいの扱いがちょうどいいのかな、なんて思います。

    また毎日以外の各社は青学の原監督で人モノを書いていますね。
    元サラリーマン、中京大→中国電力で箱根経験なし、箱根に挑戦する指導者としては少ないタイプなのかしら。
    個人的には朝日が書いた人モノが好き

    「青学はちゃらい」とよく周囲に言われてきたという原晋監督は、「最高の褒め言葉です」と胸を張る。「宝塚音楽学校と同じ。見えないところでは泥臭く努力しても、表舞台では華やかにしていたい」(1/4 11面)


    監督の経歴だけでなく、このフレーズを記事をしたのは朝日だけ。
    なんかぐっときたわ。

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    道頓堀 / Richard, enjoy my life!


    今年に入って3日もたちました。実家を出て関西へ戻ってきました。ヨムコです。
    頑張って昨年25日まで投函した80枚の年賀状。元日までに私の家に届いたのは5枚。うち3枚は家族から。
    この0.0625という回収率。ピッチャーですらもっと打率は高いわ。
    来年からこの習わしごとをやめようかしら・・・・

    さて3日の各紙紙面を比較するわよ。


    元旦午前0時すぎに旅行中の韓国人高校生が道頓堀川して死亡した事案

    【共同通信】道頓堀、遺体は韓国の高3男子 ミナミの橋から飛び込み

     大阪府警は2日、大阪市中央区の繁華街ミナミの橋から1日に道頓堀川に飛び込み死亡した男性を、韓国人旅行客で高校3年のコン・ミンウクさん(18)と確認した。
     南署によると、新年を祝うために飛び込んだとみられる。上半身裸でズボンだけをはいた状態だった。父親が来日して遺体を確認した。
    http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010201000967.html

    亡くなったコンさんのご冥福をお祈りします。

    さて、「道頓堀に飛び込めば死にこともありますよ」っていうのは歴史を知ればわかることです。過去に死亡例があるのですから。
    つまり「正月に餅をのどにつまらせて亡くなった人」と “ある意味” 同じレベル
    ただこの件は餅ほど死亡例があるわけでもなく、「韓国人」というキーワードが入っています。しかし、上の記事にはのっていませんが、カウントダウンに合わせて60人ほどがダイブしたとのこと。特別この高校生だけがダイブをしていたわけではなさそう

    各紙がこのニュースをどう見るのか、記事の扱いを見てみましょう

    「扱い」とは「見出しの大きさ」を表しています。「1段」と記載されている場合は見出し(記事のタイトル)が新聞紙面の1段分でまとめられている場合。つまり扱いが小さい。2段、3段と段数が大きくなればなるほど記事の扱いが大きくなっていきます。新聞社としてニュース価値が高いと判断していることを表します。



    【朝日新聞】
    道頓堀飛び込み 韓国の18歳死亡 (1/3 31面 扱い:1段) 

    【毎日新聞】
    道頓堀飛び込み 韓国の高3死亡 年越し63人ダイブ(1/3 27面 扱い:1段

    【読売新聞】
    道頓堀飛び込み 18歳死亡 大阪 旅行中の韓国人高校生(1/3 28面 扱い:3段

    【産経新聞】
    道頓堀に飛び込み死亡 新年祝い? 韓国の高3男子(1/3 27面 扱い:3段写真付き



    段って何? 段数の説明
    見出しの書きぶりは各社ほぼ一緒。道頓堀、韓国、高校生といったキーワードちりばめています。
    扱いを比べると産経が写真付きで一番大きいわね。その次に写真はないけど段数は一緒の読売朝日毎日小さくあっさりと。

    読産、朝毎と別れた理由はなんでしょうか。「韓国人」というキーワードにどう反応するかは、一つの判断要因だったと思います。もし亡くなったのが日本人であれば、もしかしたら扱いは各社一緒になっていたかもしれませんね。

    一方で他のキーワードに反応した可能性があるわね。「餅をのどにつまらせて死亡」するよりも道頓堀で死亡する方が話題性があるのは事実です。新聞紙面を読み応えあるものにするため、「事故があったことを知らせる」というよりも「話題ものを提供する」という意味合いで扱いを大きくしたのかも

    みなさんはどう思いますか?私は。。。韓国人かどうかっていうのはどうでもいいかな。話題性も、ヤンヤ騒ぐことでもないかな。っというスタンス。

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    A handful of crowns / Jens Rost



     インターネット上の仮想通貨「ビットコイン(BTC)」の取引サイトを運営していた「マウントゴックス社」(破産手続き中)のシステムから約65万BTC(約247億円=31日現在)が消失した事件で、警視庁の解析の結果、同社が説明してきた外部からのサイバー攻撃による消失は全体の約1%の約7000BTCで、残りの約64万3000BTCはシステムの不正操作によって消失した疑いが強いことが捜査関係者への取材でわかった。

     同社のシステムに精通する人物が、顧客のBTCを無断流用していた可能性があり、同庁で捜査している。

     捜査関係者によると、接続記録などの解析から、約7000BTCについては、送金操作が失敗したと誤信させて再送金させる手口のサイバー攻撃の痕跡が確認されたが、残りの約99%にあたる約64万3000BTCにはサイバー攻撃の痕跡はなかった。
    読売新聞(1/1 1面) http://www.yomiuri.co.jp/it/20141231-OYT1T50135.html

    読売新聞は1/1に特ダネを書いてきましたね。
    ビットコイン。なんだかひさしぶりに聞いた言葉だったわ。

    マウントゴックス社のビットコインがなくなっちゃったよー!っていい奴そうな白人のお兄さんが日本語で記者会見していたのを昨日のように思い出すわ!

    「精通する人物の可能性あり」とのことで、もし容疑者が特定されたら被害があった人もお金を取り戻せやすくなるのではないでしょうか。

    ちなみにマウントゴックス社のマルク・カルプレス社長と読売新聞のやりとりの抜粋↓

    -サイバー攻撃での消失は全体の約1%なのでは
     そんなことはない。もう少し調査して、証拠があれば警察に送ろうと思う。
    -誰かが顧客のBTCを使って取引を行い、消失させたのでは
     システムに直接アクセスできる人で、悪意があれば誰でもできる。ただ、外部のハッカーでも、社内コンピューターに侵入すれば同じことができる。
    -BTCの管理体制は
     当初は私1人でやっていたが、他のスタッフから「1人では無理」と言われ、会計が2人、技術者8人くらいで管理していた。
    -管理体制が甘かったのでは
     不正を防ぐルールはあったが、社内のチェック体制は少し足りないところがあった。

    読売新聞(1/1 39面)




    紙面にはもっと詳細なやりとりがのっています。気になる人は是非購入してみてね!

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    飛行機雲 / lllnorikolll-300ER


    エアアジア失踪関連はこのちょっと前にあったマレーシア航空との関連が気になっちゃうヨムコで。
    地理的には近い場所でいなくなっていたので、あそこらへん上空はなんか呪いでもかけられているの?って感じちゃいます。ウクライナ上空で打ち落とされるって事件もありましたね。そんな1読者の素朴な疑問に答えてくれるような新聞はあるのかしら。

    手元に毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、ジャパンタイムズがあるから記事を比較します。また、それぞれの記事に出てくる知識人の意見もまとめます。いずれも12月30日の朝刊です。


    【毎日新聞】
    ・1面トップ「積乱雲突入、墜落か 悪天候更新後に途絶」
    →「航空評論家小林宏之さんは墜落の原因について(1)(積乱雲の中の)激しい上下流で姿勢を維持できなくなった(2)機体の速度センサーに氷が付き、不正確な速度に従った結果、失速した-というふたつの可能性を指摘した」

    ・7面「乗客の家族ら募る不安 『状況知りたい』」・・・現地インドネシアの様子がまとめられています。

     毎日新聞での扱いは大きいのね。あたし個人も今朝の段階ではまだまだトップニュースにするべきだと思うわ。でも少しサッパリ(味付け的な意味で)しすぎ感があるわ。一面トップにするくたいならもっと関連記事をがっつり書いて欲しいわ。


    【読売新聞】
    ・7面(国際面)トップ「不明機海底の可能性 装備不足や荒天、捜索難航か」
    →「同庁(インドネシア海難救助庁)によると、行方不明となった海域周辺の島の住民から『爆発音のようなものを聞いた』との証言が寄せられた。空中爆発や、島など陸地への墜落の可能性も考えられるが、証言を裏付ける追加情報はないという。」

    ・7面「みんな帰ってきて 両親と兄弟搭乗の少女、悲痛」

    ・7面「エアアジア株 急落」
    →「3月の消息不明と、7月のウクライナでの墜落事件に続く『第3の参事』に、『地域の航空需要に深刻な打撃を与えるのでは』(調査会社)との見方もある」

     読売新聞では、1面からははずれたものの、読み応えは抜群。とくに少女の話はぐってくるわ。こういう所で少年少女の話を出してくるのは紙面に深みがでますね。ただちょっと嫌らしいわ。爆発の話しはどうなんでしょうね。どこまで信憑性があるのかわからないわ。


    【朝日新聞】
    ・社会面「不明機は海に墜落か インドネシア当局見解」

    ・社会面「雲多く視界不良 海軍捜索機に記者同乗」(ルポタージュ)

     読売、毎日に比べても物足りないわ。ルポタージュも結局海軍機にのっただけ。勿論機体を見つけたわけではなく、「だからなに?」感がたまらないわ。


    【ジャパンタイムズ】
    ・1面「Air Asia jet 'likely crashed in ocean'  But Indonesia incident is no MH370 mystery, says Australia」

     今回の失踪と3月にマレーシア航空が失踪した事件の関連をメインにした記事。結論として、「今回のは事故っぽいし3月のとは全然違うケース」っていうことですが、やっぱり私としてはそこが一番気になってた部分。それがしっくりきたのはよかった。

    おなかすいたーハーゲンダッツたーべよ。トイプーちょーかわいー。

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